獅子文六さんの作品は気に入っていて、定期的に読んでいます。
今回の「てんやわんや」も大満足でした❗️
飄々とした主人公、犬丸さんが戦前・戦後にあらゆるものが大転換し混迷していた終戦後を生き抜こうとします。
数奇な運命で四国の海と山に挟まれた小さな町で過ごすことになるわけですが‥なんとも不思議な一年間が描かれます😌
当時の風物なども垣間見られ、相変わらずのユーモア溢れる筆致に微笑みながらの読了となりました。
ところで、主人公が見知らぬ土地に滞在することになり、そこでの不思議?な風習に触れていく‥どこかで読んだような‥と思っていたら、「吉里吉里人」(井上ひさし)でした❗️読後感は獅子文六さんに軍配かなあ😅
本当は二、三日で読み終えたい(次も読みたい!)のですが、私の読むスピードが遅いのが少々恨めしい‥さァ次は何を読もうかなァ😇。
- 作者: 獅子文六
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2014/04/09
- メディア: 文庫
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