昨今の状況から実現するか分かりませんが金沢旅行を計画しておりまして、“金沢“からふと連想して本書を再読しました。
恩田陸さんは大好きな作家さんのお一人です…本書も既読で内容もそこそこ憶えていたと思っていたのですが…。
最初のページからほとんど憶えていなかったことが発覚、あまりの記憶違いに自分でも驚きました。
ある意味「再読」の醍醐味(!)と気持ち持ち直し読み進めると、この作品の面白いことに改めて驚き!
恩田陸さんの作品のいくつかはとても複雑で(『中庭の出来事』などまさに!)、本書もその一つと言えるのではないかと思います。
複雑さゆえに再読によって本書の面白さが際立って感じられたということになるんでしょうね。
ただ今、読み終えた直後なのですが余韻が残っています。
金沢への訪問が叶ったならば、成巽閣の「群青の間」をぜひ訪れてみたいと思います…。
- 作者:恩田 陸
- 発売日: 2008/08/25
- メディア: 文庫