書店に行くと“不朽の名作”としてPOPが立っているのをよく見かけます。
少年少女に向けて描かれた小説のようですが、人生折り返したようなおじさんが読むとどうなるか…。少し不安な気持ちで手に取った一冊です。(でも読みたかった!)
読み終えて納得しました。自我が目覚め、人生を考え迷い始める世代の人たちに一つの答えを提示してくれています。
「自分が若い頃に読んでいたらどうかなあ」
内容が切実で終わりまで読めなかったかもしれません…。この今になって読んだ感想は、素晴らしいの一言、読後感がとても爽やかです。
- 作者:森 絵都
- 発売日: 2007/09/10
- メディア: 文庫