真打昇進の披露興行はこれまで観たことがなく…黒紋付きの着物で壇上にずらりと並び口上を述べるアレです…興味があったので、ちょうど会社の休みもいただけ良い機会と新宿末廣亭の四月上席の初日に伺ってみました。
末廣亭の初日は小朝師の弟子ぴっかり⭐︎改メ桃花師が主任です。
数年前に小朝師・円楽師の二人会で開口一番を努めていたのを聴いて以来…真打としてどのような噺を聴かせてくれるのでしょうか…期待です。
事前に前売りチケットを購入していましたが、整理券の当日配布があることを末廣亭に向かう電車内で知り、ちょっと慌てました💦。
焦りつつ窓口へ…「整理券ありますか?」…窺いましたところ、ありました…無事、51番を入手してホッとしました…。
少し胸を撫で下ろしつつ写した写真がこちらです…。
いつもの寄席と違い華やかですね。等身大パネルも登場です。
場内にも女優の“のん“さんや芸人の“いとうあさこ”さんの花輪も飾られお祝いの雰囲気に包まれています。
後ろ幕というんですかね、桃花師の名宛のものが四枚も架け替えられ本当に華やかでした。
女優“のん”さん直筆で桃花師の似顔絵が彩られた後ろ幕もあり、交流の広さ深さが窺われました。
当日の演目です。間違いと敬称略はお許しを…。
わん丈 小話
小八 たけのこ
玉の輔 動物園(ライオン)
圓歌 やかん
さん喬 転宅
市馬 高砂や
披露口上
風流 つる(上方落語で)
小朝 小話
桃花 お見立て
豪華な番組です…印象的なのは…
圓歌師で…噺の途中でご本人が「じゃあ、やかんは…やっと出てきた」と言うまで“やかん”を演っているとは気付きませんでした🤗面白いマクラが続くなあくらいに思っていたのでびっくりです。
さん喬師の“転宅“は、寄席サイズでこじんまりですが確りと聴かせてくれます。
市馬師の“高砂や“…師のノドはやっぱり素晴らしい!
そして、披露口上…小朝師、桃花師の師弟を真ん中に、小八師が進行を務め、圓歌師、さん喬師、市馬師が口上を述べていきます。まさにお祝い一色…小朝師が口上を述べ、お客さまとともに“三本締め”で締め括りました。とてもすてきな雰囲気でした!
トリの桃花師は“お見立て”を…素人目にも緊張が伝わるようで…ますますの精進を祈念します。
初鑑賞の真打昇進披露興行は、華やかでお祝いムードに包まれた愉しい興行でした。
あと、久しぶりの新宿末廣亭は雰囲気が素晴らしいですね…。
また、機会があれば行ってみたいなあと思います。
<新宿末廣亭>
(追伸)
当日は、桃花師からこんな手ぬぐいが配られました!