本と落語と旨いもの‥まあさんの東京街歩き日記

本と落語と旨いもの‥日々趣味にまつわることを書きたいと思います。ブログの素人もいいところ、暖かく見守っていただければありがたいです。趣味が共通の方との情報交換もできればなあと思っています。

葛飾北斎・応為探訪 【小布施 岩松院、葛飾館】

葛飾北斎の娘であり当時としては特筆に値する(と思うのです)“光と影”を描き出した絵師・葛飾応為の生涯を描いた朝井まかてさんの長編小説「眩(くらら)」によって北斎・応為父娘に関心を抱きました。
その後、テレビの特集番組などで北斎の浮世絵の独創性、90歳を超えても挑み続けた肉筆画の迫力を目にし、さらに興味が増すことに…。

葛飾応為の傑作『吉原格子先之図』は“太田美術館”の特別展示にてその実物を目にする機会を得て大いに感激。墨田区の“すみだ北斎美術館”を訪れてみたりと…にわか北斎ファンとなり、その流れで訪れてみたかった場所が、北斎に縁の深い小布施です。娘の応為も訪れ、北斎の作品に携ったのだとか…。

旅の二日目にその小布施を訪れました…
まず訪れたのが、“岩松院”。ご覧の通り素朴な佇まいです。



北斎の筆による『八方睨み鳳凰図』は素晴らしかった。
写真撮影は不可でしたのでパンフレットはこんな感じです。

この岩松院は、鳳凰図の他にも、福島正則小林一茶にも縁があり見どころの多いお寺でした。
それについても記事にしますので後ほど…。

岩松院から長野電鉄小布施駅の方面へ歩くと賑わった界隈に辿り着き、
そこに“北斎館”があります。


こちらも見どころが多いのですが、圧巻は屋台とその天井図です。
写真撮影可能でした!嬉しいですね。








こちらは時間切れで入らなかったのですが、北斎を助け小布施へ招いた豪商、高井鴻山(こうざん)記念館です。
小布施は町全体が素晴らしい雰囲気、名産の栗のお菓子も美味しくとても素敵な場所でした。再訪したい…そう思わせてくれます。
あと、宿をとった長野から乗った長野電鉄の旅もとてもよかったですよ。