本と落語と旨いもの‥まあさんの東京街歩き日記

本と落語と旨いもの‥日々趣味にまつわることを書きたいと思います。ブログの素人もいいところ、暖かく見守っていただければありがたいです。趣味が共通の方との情報交換もできればなあと思っています。

勝手にふるえてろ 綿矢りさ

2023年の1冊目は綿矢りささんの勝手にふるえてろです。
蹴りたい背中を初読みしたのが、2021年の年末でしたから1年ぶりの綿矢さんの作品ということになります。
gomahsango.hatenablog.com
繊細で鋭敏な語感を持っておられる作者の文章は、読んでいると心地よいです。
物語の主人公は作者と同世代の女性で、一般企業の昔でいう「事務職」…表面的には地味な人物ですが、「これは」ということにはエキセントリックなまでの行動力を発揮します。その主人公をめぐる物語の展開はというと…さらさらと流れていくかのように…これが作者の持ち味なのかなと思います。
ただ、また読みたいなあと思わせてる魅力があり…次の作品はどれにしようか…。