“談春五夜”で談春師の素晴らしさに出会ったのが一年前…。
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今年は“談春浅草の会”と銘打った独演会で同じくGWの浅草公会堂での開催です。
“真打昇進予行演習”とは、弟子のこはる改メ 小春志(こしゅんじ)師の真打昇進披露の予行演習ということだそうです。
演目は…
“ご挨拶“は、師弟並んでのもの。
師弟の距離感はいろいろなんでしょうが、弟子へ向けてのダメ出し混じりの“ご挨拶”が続き、厳しいんだなあ、なんて思っていたところ、一言「どこに出しても恥ずかしくない噺をやる」と餞(はなむけ)の言葉があり、ほっといたしました。小春志師の益々の飛躍を期待です。
その小春志師の演目が「お見立て」
昨年の談春五夜では「粗忽の釘」を演って面白かった記憶がありますが、パワーアップしておられ…花魁と杢兵衛さんの間に挟まる若い衆の演じっぷりがはまっていて、なかなか素晴らしかったです。
また、どこかで聴いてみたい…そう思いました。
どんと構えた談春師は「桑名舟」と「百年目」
いずれも初めて聴く演目です。
「桑名舟」では講釈師が延々と語り続けるのが聴きどころ…流石の一言です。
「百年目」は、“本寸法”の芸者遊びに興ずる大店の番頭さんがおかしいのなんの。終いのところでは、しっかり人情も聴かせて…やっぱり、談春師は素晴らしい!