ここのところ小説ばかり読んでいましたので、たまには新書でもと思って手に取ったのがこちらの一冊です…手に取ったら文庫でした(笑)。
「あの言葉は実は○○の造語だった!」的な内容を期待しつつ…だったのですが…。
実際の内容は、文豪の小説中の表現(主として熟語)から、圧倒的な語彙力を窺うことができる言葉をピックアップして解説を加えてくれる内容でした。
筆者は、漢字の専門家なのでしょうね…。文豪が使った言葉(熟語)について、一文字ずつ解説を加えてくれます。その解説が、漢字の成り立ち、文字そのものの意味合いから説明してくれますので、読み終えての感想は「漢字の勉強になった」でした。意外な発見、面白さのあった本でした。