本と落語と旨いもの‥まあさんの東京街歩き日記

本と落語と旨いもの‥日々趣味にまつわることを書きたいと思います。ブログの素人もいいところ、暖かく見守っていただければありがたいです。趣味が共通の方との情報交換もできればなあと思っています。

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

寡黙な死骸 みだらな弔い 小川洋子

小川洋子さんの作品は時々読みたくなり手に取ります。 本書は作品名から作者の作品世界に共通するテーマ“生と死”が前に出ています。 連作短篇形式が採られたもので、各作品が見事にリンクし、なんとも言えない読後感が残ります…スッキリではなく、かといって…

ポポーのサンドイッチ と 真打ち登場の食パン(プレーン)

新型コロナの影響で生活も変化を強いられていますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。 私も自宅待機となる日が多く、食事も家で…ということになります。 そんな中でも、少しだけ変化をつけたい、ということで、家から程近いパン屋さん二軒でサンドイッチと…

陰謀の日本中世史 呉座勇一

ベストセラーにもなった「応仁の乱」を読んだのが、かれこれ1年半くらい前です。 とても面白かった(というより勉強になりました)ので、「たまには教科書的勉強になる本を読んでみよう」と本著を手に取りました。 日本史上の様々な出来事において教科書には…

目を合わせるということ モモコグミカンパニー

テレビなどでもよく見かけるBiSH(アイドルなんですかね)に所属しているモモコグミカンパニーさんが、BiSHのオーディションに合格してから3年間を綴った本です。 「変わった名前のヒトだなあ」という単純な興味で手に取りました。 現役しかも人気が上昇して…

竹光始末 藤沢周平

久しぶりに藤沢周平さんの作品を手に取りました。 私の母が同氏の文庫本を沢山持っていたのを譲り受け、そのまま積読本になっていたものが多く(次々新しい本を買ってしまうもので…)この本もそんな積読本の一冊…。 「竹光始末」をはじめとする6篇からなる短…

3月の読書まとめ

- 剣客商売 八 狂乱 剣客商売はやっぱり面白い❗️ “狂乱”では小兵衛さんの活躍が多く描かれます。次は大治郎、三冬の活躍を読みたいものです‼️ gomahsango.hatenablog.com- 暗幕のゲルニカ 原田マハ “楽園のカンヴァス”を読み、美術ミステリという物語の面白…

日本の同時代小説 斎藤美奈子

1960年代から本書が刊行された2018年までに発表された小説を紹介してくれています。 筆致が軽やかで、近代小説の主人公を「ヤワな知識人」と一刀両断してしまう語り口が馴染みやすく、あっという間に読み終えてしまいました。 これを読むと「読みたい本(小…