新田次郎氏の「武田信玄」を読み、また、池波正太郎氏の「夜の戦士」を読み、いつか“躑躅ヶ崎館”があった場所を訪れてみたいと思っておりながら、なかなか時機に恵まれずでしたが…「天気が恵まれそう」だということで思い切り…5月3日に甲府へ日帰りの旅行へ行ってきました。
こちらが念願の“躑躅ヶ崎館”跡地…現在は武田神社として人々が集まる場所になっています。立派な社殿や宝物館の展示物も見応えがありましたが、敷地内にはこのような“遺構“と思われる場所が広がっています。こちらは“西曲輪“跡とのこと…石垣が当時を偲ばせてくれます…。
武田神社から徒歩15分程度の場所に武田信玄公の墓所がありました。
周りは住宅街で、その一角にこのような墓所が存在しています。
この旅、結構な強行軍だったので(武田信玄とは縁もないし…)甲府城跡は駆けるように通り過ぎる予定でしたが、天守跡まで登ってみると、富士の遠景が素晴らしかった!登ってよかった…。
甲府城跡から徒歩で40分弱のところに“甲斐善光寺”があります。
武田信玄公が当地へ信濃善光寺のご本尊を移したことが始まりなんですね。
当山は、開基武田信玄公が、川中島の合戦の折、信濃善光寺の焼失を恐れ、永禄元年(1558)、御本尊善光寺如来像をはじめ、諸仏寺宝類を奉遷したことに始まります。板垣の郷は、善光寺建立の大檀那本田善光公葬送の地と伝えられ、善光寺如来因縁の故地に、開山大本願鏡空上人以下、一山ことごとくお迎えいたしました。その後、武田氏滅亡により、御本尊は織田・徳川・豊臣氏を転々といたしましたが、慶長三年(1598)信濃に帰座なさいました。甲府では新たに、前立仏を御本尊と定め、現在に至っております。(甲斐善光寺HPより)
長野の善光寺へは昨年、一人旅で参詣して素晴らしい伽藍に感動した記憶も新しく…。
本家の善光寺と同じく当地の“金堂”も“山門”も素晴らしいものです。
“金堂“には、ちゃんと“びんずる”様もいらっしゃいましたので、ちょっと驚きです。
“お戒壇巡り“もできるのだそう(残念ながら時間がなくてこちらも断念)。
<金堂>
<山門>
…なかなか渋い“善光寺駅”(無人駅なんですね、ホームから富士山が望めます)
…生まれての初めてワンマン電車で少し戸惑いましたが、無事甲府駅へ到着
(乗る時に「開くボタン」を押して「回数券」を受け取る→到着駅で「支払う」システム!)
…甲府駅から徒歩約30分のところにある“草津温泉”を目指します…
外見は地元の銭湯ですね…確りした温泉で源泉掛け流しなのだそう…地元の方が羨ましい。沢山歩いたのでお湯が身に沁みました…ちなみに入湯料は430円也!
こちらの温泉で疲れを癒し、この旅は締めくくり…また、こんな日帰り旅行やりたいなあ。次はどこへ行こうかな。