半七捕物帳は文庫版の帯にもあるように、宮部みゆきさんが「私にとって”聖典”みたいなもの」と呼び愛読されていることも有名ですし、北村薫さんとともに傑作編を編まれたりもしています。
半七捕物帳の文庫版は全六冊…数ヶ月おきに読み進めてやっと六冊読了しました!
読書メーターの登録を見返すと第一冊目を読み終えたのが2015年5月…。
遅読にもほどがありますが、4年以上かかった計算になりますね。
六冊に含まれている全作品に読み応えがありました。また、話中に綴られる江戸の風俗を味わい、気になったものはグーグルで調べてみたり、4年以上楽しませてくれたということになります。
さて、第六冊目の最終話は半七の養父であり岡っ引きの先代となる吉五郎が主人公。
最後にこの話が挿話されていることも感慨深く、短編とはいえない150頁以上の読み応えのある一話で締めくくられています。
もう一回、読み返したいなあ。そう思わずにはいられません。
ただ、この作品のストーリーテラーである「わたし」が半七老人から紹介された三浦老人が語る昔話を綴った「三浦老人昔話」がもう一冊あるんです…これも読まなくては‼️