友人に勧められ手に取った本。
元検事の弁護士の活躍が描かれる本作ですが、佐方貞人シリーズとして、三作あるようです。
別シリーズの「虎狼の血」を先日読んで、読み応えがあったので、こちらへ進んでみました。
刑事モノや裁判モノ…名作、佳作が多くいくら読んでも終わらない状況ですが、
柚月裕子さんの文章は読みやすく、また、物語の構成も工夫が凝らされています。
本作は殺人罪を問われた被告人の弁護を引き受けた主人公(佐方貞人)が、被害者、加害者、その家族にかかわる過去の”ある事実”を突き止め…ということで、法廷と過去の事実が交互に描かれた構成も工夫されていて、読む手が止まりません。
(発表してのち、読者の要望に応え、シリーズ化されたようですが)
シリーズものとしての第一弾ですので主人公の過去や背景はまだ秘されたまま…。
次が気になっちゃうんだよなあ。近々読まなくては❕
- 作者: 柚月裕子
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2011/06/04
- メディア: 文庫
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