本と落語と旨いもの‥まあさんの東京街歩き日記

本と落語と旨いもの‥日々趣味にまつわることを書きたいと思います。ブログの素人もいいところ、暖かく見守っていただければありがたいです。趣味が共通の方との情報交換もできればなあと思っています。

硝子の葦 桜木紫乃

桜木紫乃さんの二作品目の読書です。
前に読んだ直木賞受賞作のホテルローヤルは表題のホテルとそれに関わる人々を描いた連作短編集でしたが、本作はそれとは異なり長編のミステリになります。
ある男性と歳の離れた妻を軸に様々な人間関係を絡めた物語で、非常に読み応えのある展開、内容となっています。それこそ夢中になって読み進めました。
本作の入り口では、ミステリと知らずに読み始めたため、さらには物語の舞台に“ホテルローヤル“が出てきて既読の「ホテルローヤル」と関係があるのか戸惑って、もたついてしまいましたが…。因みに“ホテルローヤル“は直木賞受賞作に出てくるそれとは関係がないようです。
桜木紫乃さんの作品、もっと読みたくなりました!