本と落語と旨いもの‥まあさんの東京街歩き日記

本と落語と旨いもの‥日々趣味にまつわることを書きたいと思います。ブログの素人もいいところ、暖かく見守っていただければありがたいです。趣味が共通の方との情報交換もできればなあと思っています。

鬼平犯科帳(十四) 池波正太郎

十三巻を読んだのが2月頃でしたから、あまり間を空けなかった十四巻目になります。
読むものを惹きつけてやまない本作ですが…
「五月闇」では馴染みの登場人物であった密偵の伊佐次が命を落とすことに…読み応えのある作品でした。これを受けるように「さむらい松五郎」では伊佐次と懇意にしていた忠吾が久しぶりの活躍となります。冒頭で忠吾が伊佐次の墓へ語りかける描写は池波正太郎氏の職人芸といったところ…コツコツ読むのが楽しみな鬼平犯科帳です。