瀬尾まいこさんの作品は四作目の読書になります。
登場人物は、皆“いい人“で安心して読めます。たまに読むと、肩凝りよろしく、頭の中が凝っていたことがよく分かります。読後はそれが少し柔らいで…。
人と関わることが嫌で、占い師になった女性が主人公ですが、恋人に、占いの師匠に、そして占いを通じて様々な人との間に、繋がりができて…やがて人と繋がることに幸せを見つけるという…。
四話収録された短編の中では、いちばん最初の“ニベア”がよかったかなあ。
またもう一作読みたい、そう思わせてくれる作家さんです。
- 作者:瀬尾 まいこ
- 発売日: 2009/05/08
- メディア: 文庫