綿矢りささんの作品を“今になってやっと”初読みです。
芥川賞受賞作であり、ベストセラーであり、あまりにも有名な作品。
読んで納得…十代後半にしてこの表現、文章力はその才に感服しました。
最初の数行から(多くの方が称賛していますが)素晴らしく印象的…。
物語自体は、“私”と“にな川”を中心に淡々と進み(芥川賞作品の多くがそんな感じがしますが)、「終わり」が「終わりでない」ような終わり方になります。とはいえ、どこか「もう少し読みたい」というような読後感で、何作か読んでみたいと思わせてくれます。さて次はどの作品を手に取ろうかな…。