本と落語と旨いもの‥まあさんの東京街歩き日記

本と落語と旨いもの‥日々趣味にまつわることを書きたいと思います。ブログの素人もいいところ、暖かく見守っていただければありがたいです。趣味が共通の方との情報交換もできればなあと思っています。

忍びの女 池波正太郎

波正太郎氏の作品はどれを読んでも面白いのですが、特に忍者ものは気に入って読んでいます。
作は、主人公である甲賀の女忍び”小たま”の、福島正則との関わりを軸に、関ヶ原の戦い前から徳川幕府設立期、福島正則が亡くなるまでを描いた長編小説ということになります。

人公の痛快な大活劇にエンターテインメントのだいご味を大いに味わいつつ…。
ここでも氏の人物造形の素晴らしさは際立ち、氏の描く「福島正則」にすっかり魅了されます。最後は寂しい人生の終わりを遂げることになんとも言えない思いを抱くことになりました。
島正則は晩年を、現在の長野電鉄須坂駅に近い高井郡に過ごしたようです…一回訪れてみたいなあ…そう思わずにはいられません。
あと、氏の忍者ものはまだ数作品あります。こちらもぜひぜひ読まなくては!