満月弁当（京都 河しげ）
京都の旅行にて、めったに食べられないものをいただこう…ということで思案を重ね…池波正太郎氏の「食卓の情景」でも触れられていた「河しげ」で、名物の”満月弁当”をいただくことにしました。
カウンターでいただく京料理店には足を踏み入れたことすらなく…ちょっと緊張の訪問です…
三条通りから路地を入り
趣のある店構えです
こちらが満月弁当
お料理は素晴らしく「旨い」の一言につきます。
ただただ味わうだけの小生は、柔らかいタコ、茄子や里芋の煮物など…なんでこんなに美味しいんだろう、と感服しきり…。
もう一品、サービスですよと出してくださった、お麩の揚げ出しも美味しかったなあ。
（写真を撮る前に食べてしまいました）
ご主人は、とても気さくな方で食事の進み具合も見計らいつつ、京都の紅葉の話や旨いもの（あぶり餅などなど…）を紹介してくださいます。小生が池波正太郎氏のエッセイでこのお店を知ったと伝えると「（池波氏は）電話がかかってきて『〇時に来る』と…到着してすぐ食べられるようにしないとお機嫌が悪くなられる…ちょっといらち（せっかち？）な方でしたよ(笑)」なんていう話も披露してくださいました。
…私達の場合も、着席したらすでにお弁当の準備ができてました(笑)
ご主人にもてなしていただいたお料理は本当に素晴らしかったです…。
またいつか…そう思わずにはいられません。
