辻村深月さんの初読みです。
女性の作家さんの小説をまとめ買いした際に、そう言えば読んだことないな、という気持ちで購入したままになっていたのを手に取ることに…。
一言、素晴らしかった! 物語の構成や展開が読むものを掴んで離さなかったというのでしょうか、自分にしては珍しく“寸暇を惜しんで“読みました。
特別養子縁組を題材にして決して明るい物語ではないのですが、雨上がりの雲間から挿す夕陽に“金色に輝く雨粒“の描写で締めくくられるラストが心を暖めてくれます。
辻村深月さんはキャリアを重ね沢山の作品を発表されているようですので、追いかけてみようかな…そう思います。もっと早く読んでいればよかったなあ…。