遅読の私としては一気読み😵の3日間で読み終えました。
全文、書簡形式で進む形の小説で、三浦しをんさんのホームグラウンド?と思われる横浜に所在する女子校を舞台に始まります。
“友人”という言葉では括りきれない繋がりを得た二人の女性が交わす手紙、メモ、メールが少女時代(高校生)から40代の大人の女性になるまで描かれます。
完全無欠のオジさんである私には女性、少女の機微は理解できていないかなあ。
ただ、三浦しをんさんの手紙文は素晴らしいです。少女時代のものは当時の会話を思い起こさせ、成長した二人が綴る最後の手紙は特に美しい😔
三浦しをんさんは、“のの”と“はな”に任せるまま、綴り続けたのではと思われます。最後には二人はある意味での自立を得ることになりますが、これは作者の願いも含まれるのかなあ🤫
どこか、軽いものを予想していたのですが、見事にいい意味で裏切ってくれた“読み応えあり”の作品でした‼️
- 作者: 三浦しをん
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2018/05/26
- メディア: 単行本
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