本と落語と旨いもの‥まあさんの東京街歩き日記

本と落語と旨いもの‥日々趣味にまつわることを書きたいと思います。ブログの素人もいいところ、暖かく見守っていただければありがたいです。趣味が共通の方との情報交換もできればなあと思っています。

志ん生のいる風景 矢野誠一

大河ドラマ「いだてん」が最終回に向けて盛り上がっています!
…とはいえ、それは一部の「いだてん」愛好者のみのようですが…。
www.nhk.or.jp
ドラマの主要な要素に古今亭志ん生師の半生記が含まれています。
先日読んだ「なめくじ艦隊」然り、今回の「志ん生のいる風景」然り、読むごとに「ドラマはシッカリ作ってるんだなぁ」と感心しきりであります。劇中に師の「志ん生」襲名時の「後ろ幕」の本物!が出てきたり、楽しませてくれます。
本作を読み進めるごとに「ああ、あのシーンはこの逸話が下敷きになっているのか」などなど、楽しみが二倍増えた感じでした。
名人の呼び声高い橘家円喬師の記述が多かったのもよかった…。
ドラマには少ししか出てきませんが、本作では長男・金原亭馬生師や次男・古今亭志ん朝師との関わりも触れられており、非常に興味深く読みました。
本を読んでいると、「あぁ、寄席に行きたいなあ」と思わずにはいられません❕

志ん生のいる風景 (河出文庫)

志ん生のいる風景 (河出文庫)