今年の初笑いは、三遊亭白鳥師匠の独演会であります。
演目は…
ひとつ目の「トーク」から爆笑に継ぐ爆笑…
「ワタクシは普通に暮らしているだけなのに、いろんなコトに出会います…」
という前置きからの「サウナで出会った少しコワい人との話」「豊島区民プールで出会った池袋演芸場の入場無料券を持っているおばあさんとの話」など、白鳥ワールド全開でした。
「アニメ勧進帳」は、師匠が唯一観劇したことがある歌舞伎の演目「勧進帳」に着想を得た噺…。舞台はなぜか北海道の羊牧場で、牧場主の息子と言葉を話せる子羊の友情物語です。
「冨Q」は毎年末の池袋演芸場のトリで白鳥師匠がかける演目で、私も3年ほど前に聴いて感激した記憶があります。
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ところが昨年末の池袋では別のネタをおやりになったので「今日やります」…なんとラッキー!
演目名の通りまさに白鳥流「富久」ということになります。
古典の人情噺こそが落語の真髄と信じて疑わない二つ目さんが主役の「冨Q」は爆笑の連続なのに、どこか人情噺の雰囲気も漂わせた素敵なお話です。
売れない二つ目さんが奮闘する話は、師匠の名著(!)「ギンギラ 落語ボーイ」も思い出されます…。
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実は年初から忙しいやら気忙しいやらで、擦り減った気分だったのですが…師匠の噺で大いに元気をいただきました…ありがとうございました!
ホールもこぢんまりした荒川区の“ムーブ町屋“で師匠の熱が伝わるようでとても良かった…また、落語聴きたい!そう思わせてくれました。