本と落語と旨いもの‥まあさんの東京街歩き日記

本と落語と旨いもの‥日々趣味にまつわることを書きたいと思います。ブログの素人もいいところ、暖かく見守っていただければありがたいです。趣味が共通の方との情報交換もできればなあと思っています。

忍びの風 池波正太郎

池波正太郎氏の一連の“忍者小説“を順不同で以下のように読み進めてきました。
◉ 夜の戦士
◉ 忍者丹波大介
◉ 忍びの女
◉ 火の国の城
◉ 蝶の戦記
◉ 忍びの風(本作)
あと「忍びの旗」を読むと、氏の忍者小説をひと周りしたようになります(他にも氏の忍者小説はあると思いますが…)。あと一作かと思うと少し寂しいようで、次作読むのは少し先にしようかな、などと思っています。

本作は「蝶の戦記」で初登場の“於蝶”が活躍します。
舞台は姉川の合戦から本能寺の変にかけて…信長を挟んで敵味方に分かれて暗躍する忍者の物語が、池波正太郎氏の自由自在の筆によって描かれ、読むものを全く飽きさせません。
主人公“於蝶”は本作の終わりで風のように消えていき…それがもう読んでしまった作品にしっかりつながっていくという…もう一回、読み直したくなってしまいますね。。